十八番(おはこ)
差金(さしがね)
蝶や鳥などを舞台上で表現する場合に、小道具で創り、後見(舞台上で補佐する役。黒衣のときもある)が長い棒にさして動かす。この小道具一式を差金と呼ぶ。また人形浄瑠璃でも人形を動かす部分に差金と呼ばれる部分がある。
黒子(くろこ)
黒幕(くろまく)
歌舞伎の黒幕は通常夜を表すために用いるが、人形浄瑠璃の黒幕は舞台を操る者をその陰に隠すために用いる。そこから歌舞伎でも、舞台裏から影響力を行使して舞台を操る興行主・金主(投資者)・芝居茶屋などのことを「黒幕」と呼ぶようになった。そもそも黒という色に悪の意味を絡ませるのは近代になってからの連想で、当時はむしろ御公議の「幕府」「幕閣」や大相撲の「幕内」などの語にみられるように、「幕」という語には「中に立ち入り難く、様子が見えにくい」という語感があった。ここから「外部の者には実情がよく分からない」という意味で、今日の「政界の黒幕」のような使われ方がされるようになったと考えられている。
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二枚目・三枚目(にまいめ・さんまいめ)
一座を構成する配役の番付の上で、思慮分別をわきまえた貫禄のある役を勤める立役の看板役者を「一枚目」、美男で人気が高い若衆役を勤める役者を「二枚目」、面白おかしい役を勤める道外方を「三枚目」に掲げていたことが語源。